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メディアなどの仕事をし
“伝える”スキルを磨く

大阪府出身で、アメリカ、イギリス、神奈川県で育ち、アメリカへの留学経験もある林さん。社会人になってからは東京都に8年半住み、美容とファッション広告の仕事をしていました。「店舗の売上を上げるため、記事の見せ方や社員育成などにも関わっていました。今思えば、地域密着型の仕事の第一歩でしたね」。結婚を機に曽爾村へ移住し、2020年1月から地域おこし協力隊に着任したのです。

アメリカでの留学時代の様子。

スイスを思わせる地形や人々、そして漆に惹かれて

虫があまり得意ではなく、田舎に住んだことがなかったという林さんは、村をどう受け入れていったのでしょうか。「初めて曽爾村に来たとき、曽爾高原を見て『スイスみたい!』って思ったんです。村の開けた地形や環境に惹かれました。また、みなさんがいい方たちで歓迎してくださり『こんなところがあるんだ……』とありがたく感じました。毎月通ったら虫にも慣れて、意外といける!って(笑)」。村での生活が始まると、毎日漆器で味噌汁を飲むようになりました。「実は曽爾村に来るまで漆器を持っていなかったんです。使ってみると口当たりがよくて驚きました。洗って拭くとツヤツヤになる変化もおもしろいです。デニムや革のように、変化を楽しめるものだと感じています」。

曽爾村での暮らしが好き
今後は観光で村を伝えます

仕事は、英語を話せることから旅行業に携わることになりました。自治体と連携した旅行会社で、観光のコンテンツの一つが漆。50カ国以上を旅した経験があり「地域のためになることをしたい」と思っていた林さんにぴったりの職種です。「外国人に村の漆の歴史的背景も伝えたところ、とても好評でした。今後は、特にサステナブルな感覚をもっている外国人の方に漆の森をつくるストーリーを伝え、漆を体験してもらう宿泊ツアーを企画していきたいです。曽爾村は、明るい田舎。今は都会の喧騒から離れて本来あるべきような人間らしい生活をしていて、ここでの暮らしが好きです。曽爾村にたくさんある観光資源と、ていねいな暮らしを楽しんでもらえたらと思っています」。

結婚祝いに頂いた、漆の器と箸。食卓に上がる食材も自然と地域のものになり豊かになったそう。家の前に一面緑が広がる縁側で。当たり前の日々を大切に、楽しみながら夫婦仲良く暮らしています。

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